2.今こそ、自分の価値を発見し、ハンドメイド・アーティストとしての価値を高めるとき！

- なぜここに来たのか？まだ新年まで時間があるんだから、準備しなくちゃいけないのに、こんなキットまで持ってきて、私を引きずり出した。そして今、あなたはこれらのキットと一緒に私をここに連れてきた。こんなに大勢！もうイライラする！
- ケイト、待ってくれ。ちょっと待って。このキットはたくさん作ったんだ！でも売れないんだ。お金に困っているんだ。特に新年を迎える前に、その資金を少しでも取り戻すべきじゃないかしら。

- どうする？
- ほら、今日はここにマーケットがある。製品を売っている人に、自分たちのキットと一緒に私たちのキットを売ることに興味があるかどうか聞いてみよう。彼らが同意すれば、利益を分けよう。彼らも興味を持つかもしれない。
- サラ、正気か？彼らはブース代を払ったのに、あなたは私たちのキットを売りに出したいの？誰も賛成しないわよ。信じて

- まあ、やってみようじゃないか。何を失うっていうんだ？これが最後のチャンスだ！
- ここにいる2人の女の子に話を聞いてみよう。彼女たちは子どもたちのためにいろいろなものを用意しているようだ。もしかしたら、もっと受け入れてくれるかもしれないよ？
- こんにちは！」一人の女の子がおずおずと言った。- わくわくするようなおもちゃをお持ちですね！いくらですか？
- こんばんは！50ドルでした。お子さんのために興味はありますか？- アンナは冷たく彼女に尋ねた。
 - 息子はもう9歳なんです」彼女は微笑みながら答えた。彼女の声はやわらかくなった。
- 女の子たち、悪いんだけど手伝ってほしいんだ。友人と私は、このような布人形のための裁縫キットを作り始めることにした。彼女は私たちに円筒形の箱を手渡した。

- 人形の体、ドレス、髪、そして靴まで。私たちはこのアイデアにあまりにも多くの労力を費やし、徹夜で縫い、特注のパッケージを作りました。でも、このセットを売ることはできない。インスタグラムを始めたけど、まだ何もうまくいっていない。どうしたらいいのかわからなくなっているんだ。テーブルの上に2、3セット飾っておけば、誰かが何かを買いに行ってくれるかもしれない。もうすぐ新年だ。ギフトにも最適だ！
- まだ家賃も払ってないんだ！

- 今こそ、自分の価値を発見し、価値を高める時だ！

その間に、私はそのセットを開けて中身を見た。すべてがきれいに整列し、人形の髪の毛は完璧な品質の羊毛でできていて、説明書はイラスト入りだった。そして、この小さな靴。 

「そう、このような靴を切り抜き、縫うのはとても時間がかかる！それに、この箱はなかなか面白い。70ドル以上で簡単に売れるよ！このセット、いくらで売ってるんだろう？"- 私は頭の中で考えた。

- わかったわ......あなたがブース代を払ってくれたんだから、セットが売れたら利益を分け合いましょう」--少女は私たちを説得しようとした。

- キットの価格は？- 私は資料の点検を続け、尋ねた。

- 90ドル。つまり、箱代10ドル、カラー印刷の説明書5ドル（おそらく）、材料費（おそらく20～30ドル。）そして、おそらく人件費。ボディは縫製済みで、靴も縫製済み。それでも別々に梱包しなければならない。なんてこった！一体いくらくらいになるんだろう？

売れたら50%を差し上げますよ！- と、一人の女の子が説得を続けた。その瞬間、2番目の少女が目を見開き、緊張した面持ちで咳き込んだ。50%って？しかし、彼女は黙っていた。 

私はアンナに箱を渡し、新しいものを見てもらった。友人は冷静に、怪訝そうな顔で私を見つめた：「と怪訝そうな顔をした。- しかし、私には熱意は感じられず、むしろ "NO "と言いたげだった。

- そうだ！私は自信を持ってそう決めた。

- 場所も取らないし、もしかしたら欲しがる人がいるかもしれない！

彼女たちは30分後に市場が閉まったら戻ってくると約束した。こんな少女たちは、市場を訪れる騒がしい人々の中に消えていった。キットはまだ売られていた...。 

しかし、私の頭はずっと考えていた。なぜ、これほどの努力をして製品を作り、40%以下で落ち着くのか？

- 今こそ、自分の価値を発見し、価値を高める時だ！

自分の価値を知る

確かにそうだ！多くのクリエイティブな人たちは、自分の仕事を評価していない。全員がそうではないが、ほとんどの人はそうだ。彼らは長時間の重労働を強いられ、夜も働くことが多く、そのためにハンドメイドデザイナーにとっては良い賃金とされる月給1500ドルから2000ドルが支払われる。しかし、言っておこう：これは普通ではありません。

クリエイティブな人たちは、自分の仕事をどのように過小評価しているのだろうか？

世界のどこに住んでいようが、違う地域に住んでいようが。あなたの技術や知識は正当な価格に値する。というのも、多くのアーティストが顧客を失うことを心配し、いつか売れるようにと非常に安い価格を設定しているからだ。そのため、100ドルですべてを求める顧客の気まぐれのたびに、何度もすべての仕事をやり直すのだ。

私のアドバイスはこうだ--最初からこのような顧客を知ることを学び、彼らの注文を受けないように可能な限りのことをすることだ。その苦痛と労力は、いくらお金を積んでも報われないからだ。私の過去の経験を紹介しよう：

一度だけ、ある女の子からスーツのおもちゃを作りたいという質問（注文）を受けたことがある。もちろん、それほど難しいことではなかったし、私はクライアントが必要だったので、最低価格を提示した。そのクライアントはしつこく何度も質問してきた：写真と同じようにできますか？色のバリエーションはありますか？この作品はまだ未完成ですが、見せてもらえますか？私は辛抱強くそれらの質問に答え、クライアントが "YES "と答えてくれることを願った。

でも結局、その10倍は後悔した。なぜかって？なぜなら、私たちがやりとりしている間に、それが難しいことに気づき、すぐに注文を断ることができたからだ。そうすれば、面倒なことも後悔することもなかったのに！

他人の目に映る自分の価値を高めるには、まず自分の目に映る自分の価値を高めなければならない！簡単な練習だが、現場に出る前に自分に自信を持たせるのに十分な効果がある！もし、そのプロジェクトに興奮を感じず、報酬を得たいだけなら、「NO」と言う方がいい。

そう、短期的には多少の損をするかもしれない。しかし、内なる自信と、時間とエネルギーにおける自分の価値を実感するという、極めて重要なものを手にすることになる！

作品制作費の決定クリエイティブな個人のための価格設定

自分の仕事のコストを計算することは、多くのクリエイティブな人々が自問する一般的な質問である。自己啓発のために創造的であることは素晴らしいことだが、より良い収入が必要かもしれない。

多くのアーティストがそうであるように、自分のクリエイティビティで生計を立て、利益のない自営業者のままでいることを避けたいのであれば（そうなると、生活費を稼ぐのに苦労しなければならない）、他の適切なビジネスと同じように、事実上、経済的な考え方でこれに取り組む必要がある。

残念なことに、多くのクリエイティブな人々は経済的な概念に精通していない。そのため、仕事のコストを客観的に評価し、単に材料費を賄うだけでなく、製品のコスト計算や採算性を正しく評価することによって利益を上げることができるような価格で効果的に販売するための手助けが必要になる。

仕事の費用と価格について簡単にお話ししましょう。

製品の原価＋マージン＝製品の販売価格

マージン（%）＝マージン／販売価格×100%

マージン計算は、ビジネスを始め、計画を立てる際に重要な役割を果たします。この計算によって、どれだけの収益を上げられるか、さらにどれだけの収益を上げることができるかを理解することができます。

マージンとは、価格と生産コストの差額を表す。言い換えれば、製品やサービスの総コストから手元に残る金額です。例えば、ある商品の価格が$200で、製造価格が$100の場合、販売後に手元に残るのは$100です。この$100は製品価格の50%であり、製品のマージンを表しています。ここで重要なことは、多くの人がマージンとトレードマークアップの概念を混同していることです。

トレードマークアップとは、販売価格が商品の製造原価を上回る割合を指す。100%でも200%でもよいが、マージンが100%を超えることはない。

では、価格の構成について説明しよう。多くの人が、価格には主に材料費が含まれていると誤解していますが、それは部分的にしか正しくありません。

- 今こそ、自分の価値を発見し、価値を高める時だ！

ハンドメイド作品の価格設定やハンドメイドビジネスの運営コストの見積もりは、自分を安売りすることなく、また過剰な価格設定をすることなく、適切な結論に達するために複数の要素を評価する必要があるため、しばしば困難です。自分の作品をどのように売るか考えている職人として、競争相手を知り、自分の市場がオリジナル作品の制作と販売で生計を立てるのに十分な規模かどうかを評価する必要があります。

偉大な職人は自分の作品を世に送り出したいと思っていますが、そのような偉大な作品を販売するための価格帯を知らないかもしれません。安い価格帯で "過小評価 "すると、顧客が感じる価値を下げてしまうかもしれません。

経験豊かな職人は、自分の芸術と品質に誇りを持って高い価格を設定している。作品の価格を設定することは、倹約することではなく（それは貧しい巨匠にのみ許される名誉ある特質である）、価格設定の選択の基礎となる様々な現実を反映することであることを忘れてはならない。

自分の成し遂げたことに誇りを持つことは、ある程度の評価を得た後、プロとしての価格を引き上げることにつながる。最終的には、自分の作品に課金することで、その作品の価値と、それぞれの作品にもたらす技術や職人技が反映されるはずだ。

作品の価格を決めるには、いくつかの要素を考慮する必要がある。

これらの要因には以下が含まれる：

素材： これには、包装、素材そのもの、消耗品、生産時に使用する電気代、素材の配送費などが含まれる。

配送： 顧客が送料を負担する場合でも、最低金額を含めるべきである。これは 郵便料金 および出荷書類の準備と処理に費やされる時間。

時間だ： 製造に費やした時間も考慮すべきである。1時間の労働に具体的な価値を割り当てることは難しいかもしれないが、この場合はあなたの判断に頼ることができる。ガイドラインがない場合は、地域の平均賃金をもとにコストを計算することもできる。

広告、プロモーション、税金、追加料金： これらの費用をカバーするために、製品やサービスの価格の少なくとも10%を割り当てることが望ましい。

注意しなければならないのは、価格だけがこれらのコストから来るわけではないということだ。ターゲットとする市場、平均的な料金、競合他社の価格も、製品やサービスをどこに設定するかを決定する一因となる。市場で優位に立つことを目指すのですから、あなたの提供する商品は一般的な料金に合わせる必要があります。例えば、貴社のような製品の平均レートが$30-50である場合、$100に設定すると不利になります。

競合他社の製品価格を参考にする場合でも、コストと利益率を正確に計算する必要があります。これを怠ると、赤字になり、採算の取れないビジネスになりかねない。一般的に、安価なものは利益率が高く、高価なものは利益率が低い方が有利です。

一般的に言えば、安価な商品の利幅を大きく、高価な商品の利幅を小さくすることで、より多くの利益を上げることができる。

マージンを平均で30-50%に設定するのが賢明だと思われる。もし計算がうまくいってマージンが高ければ、それは販売がうまくいっていることを意味する。

課題2.製品またはサービスのカテゴリー別に収益性を計算する。その数値が20-30%を下回っていれば、価格を引き上げなさい。さもなければ、効率が低いため、すぐにプロジェクトを終了しなければならなくなる。

- 今こそ、自分の価値を発見し、価値を高める時だ！